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2010年3月28日 (日)

住宅購入 その6 傾きが・・・

リフォームの工事が開始された。

まずは、前の持ち主の家財の運び出しから。
何しろ、前の持ち主が引っ越しもせず、そのままの状態だったので、ものすごい量だった。
もったいないと思い、いくらか、使えるものは分けてもらったが、それでも、トラック2台分の家財道具が廃棄物になってしまった。

次は、リフォームをする箇所の解体を。
とにかく、壊して、壊して、壊しまくる!!
床もはがし、壁もはがし、作りつけの棚もみんなはずしていく。
バスもトイレもみんな壊して運び出す!!

そんなときに、不動産屋さんから電話が・・・。

不動産屋:
「あの・・・実は、大工さんから、床が傾いているとお話があったのですが・・・」

私:
「えっ? 傾いているって? どのくらいですか?」

不動産屋:
「部屋の端と端で、約5cm程度らしいですが。」

私:
「とりあえず、見に行きます。」

ということで、実際に見に行った。
大工さんから、説明を聞きつつ、実際に見てみると、確かに傾いている。
傾きは、5cmである。
よくテレビで見る、不良物件や、手抜き工事などでも、ここまで傾いた例は無いのでは?と思うくらい。
自分が斜めに立っているのでは? という錯覚に陥るくらい。

これだけ傾いていても、家財道具があるときは、気にならなかった。
正確にいえば、何となく気になっていたのだが、ここまでひどいとは思わなかった。
とにかく、早く手に入れたい一心で、多少の不良個所は目をつむってしまっていたのだろう。
全部が完璧なんて、あり得ないから と。


大工さん:
「床だけでなく、全体が傾いていると思いますよ。基礎が悪いんですね。」
「40年前は、時代的に、そんなに基礎をしっかりと作りませんでしたから。」

と言って、床下を見せてくれた。
素人の私でも、お世辞にもしっかりと出来ていないことはわかった。
床下に、タイル張りの部分や、コンクリートの段など、この家の前に建っていたらしい家の痕跡があるのだ。
つまり、前の家を解体して、そのまま整地や基礎をきちんとやり直しせず、そのまま上に今の家を建てたらしい。

どうしようか・・・と思案に暮れていると、大工さんから提案が。

大工さん:
「きっちりやり直すと、新築と同じくらい大変です。」
「でも、とりあえず、床の傾きだけなら、わずかな金額で直せますよ。」

私:
「どうやって?」

大工さん:
「とりあえず、床板を乗せる梁を水平に張り直します。まあ、つじつま合わせ的に、くさびを打ったりしての対応になりますけど。いつまでも、水平のままとは限りませんけど、やらないよりは良いでしょう。」

私:
「他に手段は無いですよね。 それじゃ、お願いします。」

といった感じで、大工さんの提案を採用した。

非常にショックであったが、大工さんに任せるしか手段は無い。
出来上がりまで、(正確には今でも)、非常に不安を抱えることになってしまった。

続く。


2010年3月 6日 (土)

住宅購入 その5 リフォーム開始

住宅購入のその5

中古物件の支払いと、様々な登記が終了。
これで、この物件は、私(と妻にも持ち分があるので、妻も)の物になった。

早速、不動産屋さんと物件に移動して、引き渡しの手続きを行う。

まず、境界線の確認。
今回の取引のために、不動産屋にて境界を再測定して、クイやプレートを増設してあった。
いびつな形の土地なので、曲点が何か所もあり、そこを不動産屋と共にチェックする。
1箇所、境界を越えて隣家にはみ出している箇所があった。雨どいが越境しているのだ・・・。
もちろん、隣家にも事前に相談し、撤去するかを確認したが、越境しているといっても約10cm程度であり、そのままで構わないとのこと。
心やさしい隣家の方に感謝!!

続いて、建物の外観の検査? というか立ち会って観察?
とにかく、「現状販売」、「必要なら直してください」と念を押される。
まあ、後になって、色々とクレームをつけれらるのが心配なのだろう。

その次は、建物内部の立ち会い。
といっても、どちらかと言うと、リフォームの最終打ち合わせのような感じ。
すでに、プランは出来ていたので、
「ここに、システムキッチンが入ります」
「換気扇はここに」
といった感じで、話を進めた。

最後に、建物のカギをもらった。
とはいえ、そのままリフォーム工事に入るため、まだ実感がわかない。

リフォームの手順だが、おおむね次の工程で行うこととなった。

1.家財道具の処分
前の持ち主が残していった家財道具があるため、その処分を行う。
(無論、この費用は前の持ち主持ち)

2.内装のリフォーム
トイレ、バス、洗面所、台所、居間の工事
実は、1Fのほとんどを直すことになってしまった。

3.外回りの整備
壊れかけのブロック塀などの撤去を依頼。

4.ハウスクリーニング
リフォームをしない部屋などのクリーニングを依頼。

これらを、約45日で仕上げてもらうことになった。

工事の詳細はのちほど。

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