防災無線 その後
今日、時期ハズレの防災訓練を行った。
先日、私の住んでいる地区で、防災訓練があり、我々アマチュア無線家が、
「無線班」
として参加したことを書いた。
その後、全体の反省会とは別に、無線班で反省会を開き、色々と問題点を抽出し、上に提示しておいた。
問題点とは、
・対策本部には、それなりのアンテナが必要。
・広報車にも、車載アンテナが必要。
・各地区の避難所と避難所間での通信は困難。
といった内容である。
結構起伏にとんだ地区で、沢もたくさんあり、避難所間に沢を挟んでしまうと、144MHzのFMハンディでは、もうどうしようもない。
そんな場合には、本部が中継して、内容を伝達する必要がある。
その為にも、本部にはそれなりのアンテナが欲しい。
と、これらの内容を、区長に提示したところ、区より許可が出て、対策本部にはアンテナ設置が可能となった。
そのかわりに、
「もう一度、無線班だけで防災訓練を実施して、その効果を示して欲しい。」
とのこと。
何もこの、寒い時期に・・・
と思ったが、
「災害には、暑い/寒い も関係ない。」
「災害なんてのは、条件の悪い時。」
という、まことに正しい意見で実施することになった。
さて、本日の防災訓練。
他の班(炊き出しなどの班)にとっては、無線班のお披露目みたいな物なので、役員だけの参加。
無線班にとっては、
アンテナの効果の確認
という重要な任務?があるので、本番の訓練よりも人を集め、時間もかけた。
本部-各避難場所
避難場所-避難場所
広報車-避難場所、本部
というパラメータをふって、シグナルレポートの交換を行った。
さらに、現実的にするため、出力を極力おさえ、Max1Wとした。
これは、災害時の無線機の電池寿命を延ばす事を想定してである。
その結果、
本部は、区内全域カバー可能。
広報車は、避難所へ見通せない沢かげに入ってしまうとダメ。
各避難所間の直接通信は、なかなか難しい。
というものだった。
この結果を踏まえて、次回以降は、
基本的には、本部が主導権をとり、避難所間の連絡は極力抑える。
本部は出力を上げても良いので、避難所間の中継を行う。
(本部には発電機あり)
広報車も、避難所間の中継を行える場所に、必要に応じて移動する。
とすることになった。
実際に、このような事は、訓練だけですむ事を祈るのみだが・・・。
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