約20年ぶりくらいに、無線機を購入してしまった!!
実は、私はアマチュア無線家だったのだ。
15年くらい前の、スキーブームの頃とほぼ同じにして、アマチュア無線もブームになったが、その頃、免許を取った人のほとんどが、リタイアしているのではないか?
現役の方には申し訳ないが、この時代、アマチュア無線は極めてディープな世界だと思う。
私は、携帯電話全盛のこの時代、最近は、ほとんど、電波を出していない。
免許だけは切らないように、5年に1度、必ず更新している。
だから、セミリタイアみたいなものか・・・。
知らない方のために説明すると、アマチュア無線には、2つの免許が存在する。
1つは、国家試験を受けて合格すると、個人に発行される、個人の免許。
もうひとつは、免許を持った人が申請して、発行してもらえる、無線局の免許。
これが、いわゆる、コールサインというやつ。
ちなみに、TVやFMなども、無線局の免許が必要でコールサインがある。
有名なのは、フジテレビの”JOCX-TV”。
閑話休題
この時期に何で、無線機を?
そう思われるだろう。
実は・・・。
昨年、この地方は、物凄い豪雨に見舞われ、あちこちで土砂崩れや、土石流、がけ崩れなどの、水害が発生し、犠牲者も出た。
その教訓から、行政にて、防災組織の見直しがあったのだ。
で、我々、アマチュア無線家も、抱きこまれたという事・・・。
昨年、水害があって、その時の話を聞くと。
1)防災無線が限りなく少ない。
2)消防関係は、受令器のみ。つまり送信できない。
3)携帯は使用不可。
で、結局、まともに使えたのは、アマチュア無線だけだったとのこと。
そういえば、先日の、新潟の地震でも、アマチュア無線がかなり役に立ったらしい。
問題は、1)の防災無線と、3)の携帯電話。
今年は、防災無線の台数を増やしたらしい。
その内情を聞いて驚いた。
発注元は無線の経験の無い自治体関係者。
その為、どこに発注して良いかもわからず、
「消火器などを扱う業者なら、同じ防災だろう」
てなかんじで、
「なんか良いの無い?」
って感じで注文する。
その為、使いにくい、いい加減な物が入ってくる。
しかも、とても高いお値段で。
これじゃ、税金が安くならないわけだ。
また、閑話休題。
あと、みんな携帯電話を過信している。
ちょっとの水分でNG。(防水携帯は別だが)
ちなみに、昨年は、雨には濡れていないが、自分の汗でむれてしまい、壊れてしまったケースも。
それに、携帯電話は、基地局がダメになったら終わり。
基地局がダメになるケースは、基地局そのものの異常もあれば、回線がパンクする事もある。
それゆえ、災害時には、携帯電話はダメなのだ。
余談だが、登山も携帯電話はダメ。
エリアが限られてしまうから。これに気付かず、携帯しか持参しない、中高年登山者が多いと聞く。これじゃ、気構えからして、遭難しても仕方ない・・・って。
まあ、そんなわけ(どんなわけ)で、地域の防災無線班に組み込まれてしまい、無線機を購入するはめになったのだ。